銀行口座開設

豚の貯金箱の写真。

銀行口座開設について

オーストラリアで仕事を始めるためには、給料が支払われる銀行口座と、スーパーアニュエーションが支払われるスーパーファンドを現地で開く必要があります。

口座によって口座維持費や利子率など変わってきます。

私が調べた上で最も好条件だと判断し、実際に開設して使用したお勧めの銀行を2つ紹介します。

なお、銀行口座の開設にはTFNの通知書を代表とした、住所証明できる書類が必要になりますので、基本的に開設はその書類が届いてから(到着後2週間位)になります。

お勧めの銀行口座

オーストラリアの主要銀行はNABANZCommonwealth等で、街中でもよく見かけます。

NAB銀行

その中でも、NAB銀行だけは全年齢、条件なしで口座維持費がかかりません!

他の銀行だと通常、何もしなくても口座維持費として毎月5ドルほど支払わなくてはいけません。

ワーホリの場合、タックスリターンやスーパーアニュエーションの返金時に利便性を考慮して現地に銀行を残したまま帰国する人もいます(私も税還付などを受けるため、口座は残して帰国しました)。NAB銀行ならば維持費がかからないので、そう言った事が安心して行えます。

 

 ワーホリが開設したいNABの口座

  • Classic(カード支払いに必要。利息無し)
  • iSaver(利息有り)
  • Internet Banking(オンラインで上二つの口座を利用する為)

 

開設すると、自動でNAB VISAデビットカードが付いてきます! 日本のクレジットカードはUberの支払いなどに使えない場合がありますが、このデビットカードなら問題なく使えます!

カード払いで必要なお金以外は、iSaverに預金しておきましょう。2019年2月時点で、通常利子率0.5%加入4カ月間は+2.05%もの利子が上乗せされるので、計2.55%! これから紹介するANZ銀行の利子率よりも高いですね。

お金の移動は、Internet Bankingを利用すれば、スマフォのボタン一つで無料でできるので、簡単です。

但しNABはスーパーアニュエーションの口座を扱っていないようなので、スーパーファンドは別にまた開設する必要があります。

(スーパーファンドの開設に関してはこちらのリンクを参照)

ANZ銀行

ANZ銀行は銀行口座だけでなくスーパーファンドも取り扱っていますので、ANZの場合はここで2つとも同時に開設してしまうことができます。

25歳以下ならば、口座維持費が無料になるのでお勧めの銀行です。

また25歳以上でも、月に2,000ドル以上の入金をすれば、維持費を0円に抑えることができるようです。この場合、裏技として、自分の2つの口座間でお金を動かすだけでも条件を満し、維持費が免除できるようです。

 

ワーホリが開設したいANZの口座

  • Access Advantage Account(口座維持費がかかるのはコレ。普通預金口座。利息無し)
  • Online Saver(上のAccess Advantageを開設した人だけ利用可能。利息有り)
  • Smart Choice Super(スーパーファンド)

 

ANZ Access VISAデビットカードが付いてきます!

口座維持費がかかるの実はAccess Advantageの事で、Online Saverにはかかりません。「なんだ、じゃあOnline Saverだけ利用すればいいじゃん」と思いますが、Online SaverはAccess Advantageを開設した人しか利用できないんです。

なので、せっかくならデメリットの無いOnline Saverも一緒に開設しましょう。2019年2月時点で、通常利子率0.5%加入3カ月間は+1.8%もの利子が上乗せされるので、計2.3%! これは日本の口座よりもずっと高い利子率です。

ここから毎月2000ドル、Access Advantageに送金して戻しての作業を行えば、口座維持費は年齢問わず掛からなくなるようです。

口座開設をする

持ち物

  • パスポート
  • 住所証明できる書類
  • 携帯電話番号
  • メモ帳と筆記用具

 

銀行に向かう前に、まず自分の開きたい口座の名称をメモしておきましょう。

上に書いたように、nabならば・Classic・iSaver・Internet Bankingの3つ。ANZならばAccess Advantage、Online SaverとスーパーファンドSmart Choice Superの3つですね。

またパスワード等も聞かれると思いますので、事前に考えておきましょう。

銀行に向かう

準備ができたら近くの支店に出向きますが、緊張する必要はありません。オーストラリアには英語が不慣れでも働きに来ている外国人がたくさんいますので、支店員も理解して丁寧に接客してくれます。まず1時間はかからないと思いますが、閉店時間ギリギリに銀行に向かうのは避けたほうが無難です。

スタッフに「Could I open my new bank account?」と聞くか、機械で整理券を発券して待ちましょう。

順番が来たら適当に挨拶を交わして、メモした自分の開きたい口座を伝えます。

担当の指示に従って必要書類を渡したり、パスワードを入力したりして進めていきます。

途中、他の種類の口座やオプションを進められることもあるかと思います。基本的には上記の口座だけで問題ないと思いますが、分からない所はしっかりと聞いて確認し判断してください。

(その他、スーパーファンドは変動相場で管理するか、固定相場で管理するか。他に保険のオプションを付けるか、など聞かれる場合もあります。相場は正直どちらを選んでも大して変わらないと思いますし、ワーホリの場合オプションは必要ないでしょう。)

手続きが終了するとすぐに口座は利用可能になります。

ATMカードは口座開設後の営業日1週間前後で登録した住所へ届けられます。

よくある質問

入国後6カ月以降に口座を開こうとすると、必要な証明書類が多く手続きが複雑になってしまうというのは本当か?

手続きが変わるのは本当です。しかしNABの場合、6カ月後でも、運転免許証とパスポートがあればそれだけで口座を開くことができました。運転免許証がないと、ビザや他にも住所証明などが求められるかもしれません。

口座間(NAB, ANZ, コモンウェルスなどの間)での送金手数料はかからない。

本当です。日本では別の銀行に振り込む場合、多くの場合手数料が発生しますが、オーストラリアの銀行では国内送金を行っても、一般に手数料は掛かりません。その為、友人同士の支払いも、スマートフォンのアプリを使って気軽に行われます。

働き先の使用する銀行口座と自分の銀行口座が一緒だと、給料が振り込まれるのが早い。

本当です。先ほどの友人間で送金する場合でも、同じ銀行同士だとすぐに送金が完了し、違う銀行同士だと2、3日かかる場合もあります。なので送金日に多少のズレがあっても、それが雇用主の不払いによるものなのか、別の銀行を利用しているからなのか、しばらく待ってみないと判断しづらい所です。