住居の探し方-【仮押さえ】、インスペクションで確認する点。
住居探しの概要
住居探しとは
さていよいよ、次は住居探しです。住居が決まれば、おそらくはその住居に半年、あるいは1年以上住むことになるでしょう。そして住居が決まれば、次の仕事は基本的にその近場から探していくことになるでしょうし、通うジム、公園、買い物をするスーパーなんかも自然と決まると思います。
(もちろん自転車やバスがあれば距離が離れていても通うことはできます。)
こういった点で、住居探しは仕事探しと並んで、ワーホリで最も重要なタスクの一つになるでしょう。
しかし住居探しは職探しよりはまだ簡単だと思います。なぜならば、職探しは私たちが雇用主に選ばれる側なのに対して、住居探しは私たちが選ぶ側だからです。すぐにでも誰かに住んでもらいたいとオンライン上に広告は多くあり、私たちがそこから選ぶ事ができます。つまりハードルさえ下げれば、少なくともどこかしらに居住地が見つけることができるはずです。
探し始める時期
探し始める時期が早ければ、それだけ多くの物件から時間をかけて自分にピッタリの住居を選ぶことができるでしょう。しかし早すぎても、自分がすぐにそこに引っ越すことができなければ、大家は別のすぐ移れる人に優先して明け渡してしまうと思います。なので、あまり急ぎすぎても効率的でないと思います。
もし現在ホームステイをしているとしたら、ステイ終了の3週間前には探し始めた方が安心です。なぜなら、ホームステイではステイ終了の2週間前にはホストに退去の意思を伝える契約が多く、その退去を伝える時にはすでに次の居住先が決まっていた方が余裕をもって残りの時間を過ごすことができるからです。
もし退去2週間前時点で決まらなくても次の住居を調べ始めていれば、おそらくいくつか候補が見つかって、残りの時間で決められるだろうという算段がつくと思います。
住居探しの方法
Gumtreeと日豪プレス
語学学校の掲示板などにも張り紙がしてあったりするようですが、最もポピュラーな方法はインターネット掲示板で探す方法です。自分好みの物件に絞って検索できますし、日本にいる内から様子を伺うことができます。
以下がメジャーなサイト2選です。
- Gumtree
これはオーストラリアで最大級の英字広告掲示板(Classifieds)で、今後、仕事探し、自転車売買などでよく使うことになると思います。
検索条件を保存したり、相手の電話番号やメールアドレスを知る際に必要になるので、会員登録(無料)をすることをお勧めします。 - 日豪プレス
こちらは日本人による日本人向けの広告掲示板です。広告主も日本人が多く、日本人顧客を求めている場合が多いので、スムーズに会話は進むかと思います。こちらもチェックしてみるとよいでしょう。
私はGumtreeで、1週間かからず超有料物件(訳アリ)を見つけることができましたので、ここではGumtreeを軸として進めていきます。
検索方法
ホームページから「Real Estate」 → 「Property for Rent」と進みます。ここが賃貸住宅の広告が載っている欄です。
- 「I’m looking for」の入力欄で、特定の単語を含む広告に絞って検索できます。
例えば、私は「fridge」と検索して冷蔵庫付きの住居だけ探したり、「own room」と入力してシェアルームでなく個室に限定して探したりしました。 その隣の「Save Search」で、現在の検索条件を登録できます。次にページを開いたときに、また同じ条件を何度も入力しないで済むよう、有効活用すると良いでしょう。現在使用不可?- その更に隣で、検索する町を設定できます。また、その町から何kmの範囲という設定もできます。
例えば、「Brisbane City」「5km」とすれば、ブリスベンの中心都市から半径5km以内の住居の広告だけを表示することができます。 - 左のリストから検索条件を絞ることができます。
- Pricesで料金/週の範囲を設定できます。私は$175/週位で検索していました。
目当ての物件が見つかったら、そのページの「Show Number」、あるいは「Send Message」を押して、広告主と連絡を取ってみましょう。
会話の内容は
「この広告の部屋に興味があるので、今度インスペクションさせてもらえませんか?
私は来週水曜日20日の、午後3~6時が空いてます。」
「I’m interested in the room on the ad. So, could you let me do an inspection when you’re ok?
I’m available at 3 ~ 6 p.m. on the 20th next Wednesday.」
など簡単なものでいいでしょう。
インスペクションの日程が決まったら、次はインスペクションで確認すべき事をメモしておきましょう。
インスペクション
インスペクション時に確認したい事一覧
- エアコン、扇風機などの空調施設
(ブリスベンの場合、扇風機があれば夏は十分、無くてもTargetで10ドル前後で買える) - 部屋、台所、布団などの清潔さ
- シャワー、トイレの水の強さ
- 近くにスーパーはあるか、バスは通っているか
- Wi-Fiの強さ(許可が出ればだが、繋いでみて動画を再生してみる)
- ドア下の隙間など、部屋の密閉度
(外からゴキブリが侵入しないように。程度によっては入居後、ダイソーのグルーガンやクッションテープで塞げる) - 支払い後は毎回レシートがもらえるか(払った払わないのもめ事を避けるため)
- 他の居住者の国籍
- 引き出しなどの家具、机
- 台所、冷蔵庫などは共同か
- その他、ルールを確認
- bond(敷金)はいくらか、何週間前に退去日を知らせればbondは戻ってくるか
【仮押さえ】良い部屋が見つかったけど、考える時間が欲しい時、どうすべきか
インスペクションも行って、悪くない部屋が見つかりました。しかし、良さそうな部屋が他の所にもあるし、そっちも見てから決めたい。しかし、ここで決めないと、他の人に先に取られてしまうかも⁉ そう思う事はあるでしょう。そういう時、どうすればよいのでしょうか?
私にも同じ状況がありました。その時にオーナーと行い、結果的に満足のいく住居探しを行うことができた、交渉方法をお伝えします。
そんな時はストレートに、
「この部屋も気に入ったんだけど、他にも見たい部屋があります。どうしたら、それまでこの部屋を他の人に渡さないで、キープできますか?」
「I like this room. But I have other rooms that I wanna inspect. How can I keep this room?」
と聞いてみましょう。
私がこう伝えるとオーナーは、
「You wanna keep this room? OK. Pay me 100 dollars in advance. Then, I can keep this room for you for two weeks. If you choose this room, then I can give the money back to you.」
「この部屋を確保したいの? OK。では、先に100ドルを支払ってください。そうしたら、2週間の間、この部屋をあなたの為に確保しましょう。その後、もしこの部屋を選んでくれたら、この100ドルはお返しします。」
と言ってくれました。
私はその答えを快諾し、100ドルを支払い、部屋を仮押さえた状態で、他の部屋をリラックスして見学することができました。
100ドルはちょっと高いかも、と初めは思いましたが、良い部屋を一つ確保したまま部屋探しが続けられるというのは、気分的にはすごく楽でした。しかもこの部屋を選んだら100ドルは返金されるというので、その場合損はありません。交渉に自信がある人は、値切りにトライするのもありです。海外では、交渉、自分の気持ちを相手に伝えるということは、とても大事です。
引っ越してすぐに行いたいこと
- 部屋の写真をスマフォで撮影する。
これは壊した、汚したなどの指摘をされた時に、それを否定する為の重要な証拠。日本でもそうですが、海外では特に大事だと思います。私の洗車の職場では、お客さんの車を清掃する時、何か壊れている部分を見つけたら、それが清掃以前に壊れているものだと監視カメラで分かるよう、手を挙げて合図することを指導されていました。また実際に契約書のトラブルが起きた時にも、契約書を写真として記録していたことで、話を有利に進めることができました。
- 部屋があまりにも不潔だと思ったら、woolworthなどで殺菌スプレー、ダイソーで雑巾などを買って、ひたすら掃除&除菌。
家主に部屋がきれいになったと思わせることができれば、退去時bondを問題なく回収できるはずです。もし家主から気に入られれば、庭掃除などのバイトをさせてくれるかもしれません。
自分が住んでいた賃貸について
長くなるので、別のページに記載します。