【自転車】は$99で新品購入可!交通ルールと罰金額、CityCycleについて!
長期滞在では自転車の購入がお勧め!
晴れている日の移動は、自転車が一番安い・早い・便利
Go Cardの購入も済んで、バスやフェリーにも乗る準備ができたと思いますが、ワーホリでは、メインの交通手段はを自転車(Bicycleもしくはbike)とする人はとても多いです。
その理由は、「お金の節約」「時間の節約」「行動範囲の自由さ」などがです。また、自転車がある事で仕事の幅も広がります。
そしてなんとオーストラリアでは、自転車をたったの99ドルから購入することができてしまいます!
バスで通学(通勤)との値段比較
バスでZone1圏内の語学学校に、週5日(往復10回)、4週間通う場合の料金
最初の8回 :$ 26.00($3.25 × 8回)
9回以降半額:$ 3.25($3.25 × 2回 × 1/2)
1週間の小計 :$ 29.25($26 + $3.25)
4週間の合計:$117.00($29.25 × 4)
バスで語学学校に週5日通うとすると、安くても4週間でAU$117もかかってしまいます。通学でなく、通勤でも同じです。
一方自転車を購入すると、初期費用のみで、自分の好きなように制限なく移動できるようになります。
UberEatsは自転車があるだけで行える配達業
そして多くのワーホリにとって自転車が何よりも欠かせない理由の一つが、Uber Eatsです。
Uber Eatsに関しては別ページで詳しく説明していますが、簡単にいうと、自転車さえあれば誰でも始められる配達の仕事です。日本でも東京では最近見かけるようになってきました。ローカルで仕事を見つけられるまでの間、国籍問わず多くのワーホリメーカーが、まずこのUber Eatsからお金を稼ぎ始めます。
その為に唯一必要な物が自転車になりますから、仕事を確保するという意味でも、自転車は購入して損はないでしょう。
自転車を購入する
$99自転車の強度
私は新品で購入した$99自転車を、主にUber Eatsの配達と、職場への通勤に、約6カ月間使用し、そこからさらに壊れることなく乗れる状態で、次の使用者へと渡っていきました。
(貰い手は、私の住んでいた部屋を引き継ぐ、次の入居者でしたが、ヘルメットや修理用品、空気入れなど全て含めて、30ドルで買い取ってもらえました。ヘルメットと修理用品等の備品だけでそれ位の値段はするので、相手は格安で自転車セットが手に入り、私は不要になったものを販売することができました。)
Uber Eatsでは、山あり谷あり、1回の配送で往復5km程走行します。私はそれを100回以上行ったので、500kmは走ったでしょう。
通勤も、往復5~10kmあり、合わせて700kmは走ったのではないでしょうか。
それだけ酷使しましたが、半年経ってもまだ走行に問題は無い状態でした。
しかし、タイヤのパンクは一度修理しています。また、ハンドル下のクッションが外れかけていたり、ブレーキの調整部分が脆そうな作りであったりと、それなりに安さを感じる点は当然ありました。
$99のものでも、これだけ使うことができましたが、もっと安心して、しっかりしたものを乗り回したいという人は、もう少しクラスの高いものを購入してみてはいかがでしょう。
$99自転車の購入方法と必要な装備
私はToowongにあるKmartでAU$99自転車を購入しました。
このKmartでは殆どの自転車は組み立て前の状態で売っているので、購入した後にAssembly(組み立て)をお願いする必要があります。その費用はAU$10です。
しかしそこでは、Assemblyは週に2回しかやっていないようなので、購入してすぐに自転車に乗りたい場合は、事前に電話でAssemblyを実施している曜日を確認しておいた方が良いでしょう。実施していない日に購入した場合は、後日また取りに行く必要があります。
自分で組み立てる自信のある方は、それも可能です。「18 Piece Bike Tool Kit」というツールセットが$15でKmartに売っています。
自転車の種類
日本でいうママチャリは、あまり見かけず高額で、オーストラリアではマウンテンバイクが主流です。その為、停車時にしっかりと両足が地面に付くようには設計されていません。初めは乗りづらいと思うはずです。
また、前傾姿勢で乗る為、Uber Eatsの配達では汁もの、コーヒー等は傾いてこぼれて悲惨なことになります(苦笑)
- 男性用
一般男性用のものです。Kmartではタイヤのサイズが66cm以上のものからになりますが、身長によってはサドルを目一杯下げても、足が付かないかもしれません。安全面を考えると、子供向けとして売り出されている自転車に乗るのも全然アリだと思います。 - 小柄な男性向け
こちらの商品は「Kids’ bikes(子供向け)」と表示されていますが、一般サイズが乗りづらいと思った人は、こちらも試乗してみましょう。 - 女性用
Kmartに売っている「Ladies’ bikes」の中では、タイヤサイズ60cmが一番小さいものです。
自転車に必要な装備
必須装備の下5点の合計金額↓:約$131~
- 自転車:$99~
- Assembly:$10
- ヘルメット:約$7~
- フロントライト、バックライトコンボ:約$10(フロントライトはダイソーでも買える)
- ケーブル状のロック:約$5(ダイソーでも買える)
以下は別途必要な人↓
- 空気入れ:約$5(ダイソー、South Bank Repair Stationが近くにない人)
- ライトの取り付け用に別途ドライバー(持ってない人、ダイソーでも購入可)
- スマフォケース:約$8(必要な人)
購入後の空気入れとメンテナンス
なんとこのKmart、空気を満タンまで入れてくれませんでした(驚愕) 自分で空気を入れる必要があります。方法は主に2つです。
- KmartでAU$5、もしくはダイソーで$2.8の空気入れを購入する。
- South Bankにある無料の自転車修理ステーションを使う
Kmartかダイソーで購入してしまうのが一番手っ取り早く、購入後すぐに乗って帰ることができます。住居がSouth Bankに近ければそこで無料で空気を入れるのもよいでしょう。
購入した空気入れは、自転車がパンクした時など、自分で直す際に重宝します。
タイヤのパンク修理に必要な道具とやり方
自転車のタイヤの種類にもよりますが、タイヤのパンク修理に最低限必要な道具は「repair tool kit」のみで、近所の自転車屋ならどこにでも売っているでしょう。私は99Bikesで$6で購入しました。
或いはKmartに$5で、新品のチューブが丸ごと売っています。もしも工具があるならばそれを利用しても良いでしょう。
修理の仕方は、この動画でよく説明されていると思います。
一つ、日本のゴムシールと仕様が違うのかなと思った点は、タイヤにゴムシールを貼った後に、おそらく反対側の保護フィルムを剥がす必要がないという点だと思います。剥がす必要がないというか、剥がそうと思っても剥がすことができなかったので諦めてそのまま修理を終えましたが、何の問題もなく、そのまま手放すまでの間、乗り回すことができました。
自転車の交通ルールと違反した場合の罰金額
自転車に関するルールは日本よりも厳しめなので、ルールを意識して守るようにしましょう。以下、政府が発行する、「QLDにおける自転車の交通ルール」のページから特に重要なものを抜き出し、翻訳しました。
Queensland Road Rules for cyclists
Bicycle riding rules and fines
- S256: ヘルメットは必ず被る!
非常に重要なルールです。オーストラリアでこのルールを破っている人は殆ど見たことがありません。
もしも違反すると、罰金$130。 - S258: ベルの装着が必須
後ろから追い抜かす時など、鳴らすようにしましょう。
違反すると、罰金$130。 - S259: 夜間乗る場合、白いフロントライトと赤いバックライトを点灯し、赤い反射板(後ろ)を装着する
夜はこの3点が必須です。自転車を購入する場合は、これらが付属しているか必ずチェックし、付属していなかったら別途購入しましょう。
違反すると、罰金$130。 - S141: 左側通行
日本同様、左側通行です。
これは以下S247のルールと関連していますが、オーストラリアでは、自転車は専用レーンを猛スピードで駆け抜けます。もし右側を通行するとなると、日本でいうと高速道路を逆走するのと同レベルで危険です。
違反すると、罰金$141。 - S247: 自転車専用レーンを走る事
自転車用レーンがある場合は、基本的にそこを走らなければいけません。
日本は道路が狭く自転車用レーンが少ないため、歩道を走ることが一般的となっていますが、オーストラリアではそうはいきません。自転車は車両として、車と同じようなルールが適用されていますので、守っていないと警察に呼び止めらる可能性は高めです。
ただし、QLDでは歩道を走ることも認められています。
罰金額不明。 - ラウンドアバウトで右折する時、例外的に左右どちらのレーンを使ってもよい
日本人に馴染みのないのがこのラウンドアバウトですね。
車の場合、ラウンドアバウトで右折したい時、レーンが二つあれば、右側を走らなけばいけないルールがあります。
しかし自転車の場合は、どちらのレーンから右折しても問題ないことになっています。
罰金額不明。
- 右折する時は、手信号を出さなければならない
自転車の手信号は、基本的に世界共通と言われています。
・左折時……左手を横に上げる。
・右折時……左手をL字にする。
QLDでの主な交通ルールは以上になります。
州によって多少の違いがありますので、確認しておきましょう。
CityCycle
CityCycleとは
ブリスベンで自転車を使うには、レンタルのCityCycleに登録する手もあります。
CityCycleとは、自転車の貸し出し(乗り捨て)サービスの事で、ブリスベン都心近郊の各所に停めてある黄色い自転車を利用できるようになります。利用した自転車は、CityCycleの駐車場であれば、元の場所ではなくとも、どこに返却してもOKです。
月額制と、1日利用の2種類があります。
- Membership
月額5ドルのプランです(学生は3ドル)。 - Casual Pass
2ドルで1日だけ利用することができます。
乗り始めて30分間の乗車は無料ですが、返却せず続けて1時間乗ると2ドルの追加料金がかかります。その後、30分ごとに5ドルかかります。
一度駐車場に戻せば、再び無料で利用することができます。
CityCycleはワーホリ向きか
しかしこのCityCycleを利用する上で、以下の点は考慮する必要があるでしょう。
- 自転車を使おうと思っても、ヘルメットが盗まれていて使えないことが頻繁にある。
- ステーションに止めようと思っても、空きが無いと停めることができないので、別のステーションを探さなければいけない。それで30分以内の時間をオーバーしてしまったら、追加料金がかかる。
- そもそもステーションがあるのは都心ばかりで、ワーホリが住むような住宅街の近くにはステーションが無い場合がある。
- 行動範囲がステーションのある道沿いに限られるため、自由なサイクリングには向いていない。結局、目的の地点までは歩かないといけない。
- 自転車のサドルを毎回、自分の高さに合わせないといけない。
などです。
上記の理由から、Uber Eatsの配達仕事には使えません。
また職場への通勤に使っている人を見たことはありますが、いざ自転車に乗ろうとするときに、ステーションに使える自転車が置いてない、停めるステーションに空きがないという事態は考えられます。
City Cycleは基本的に、短期の旅行者向けのサービスといった印象でしょうか。1日2ドルで自転車が利用できてしまうというのは、本当に便利だと思います。
一方ワーホリの場合は、$99や中古の自転車を購入してしまうのが、最も安上がりで便利でしょう。
車はファームなどでも大変便利ですが、手が出しにくいと思います。まずは自転車を用意して、Uber Eatsなどから始めてみてはいかがでしょうか! それでは良い旅を!
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