Tax Return(Uber Eats対応)で低所得者控除$470を受けた方法
タックスリターンをしたら392ドルの利益が出た
結論から言います! 私はタックスリターン(Tax Return)をした事で、392ドルの黒字となりました!
税理士に168ドル(ABN用含む)を払いタックスリターンを代行してもらうと、合計560ドルの返金があったからです。
なぜ、そしてどうやって、このような返金を受けることができたのでしょうか? それは、ワーホリの殆どの方が知らない「低所得者控除470ドル」(制度としては別物だが、生活保護と呼びたい)が支給されたからです。
以下で、低所得者控除を受け取る為の条件と、私の行った方法をご紹介します。
そもそもタックスリターンとは?
順番が逆になりましたが、タックスリターンとは税申告の事です。これは、タックスファイルナンバー(TFN)を持つ全ての人の義務です。申告しないと、罰金の可能性があります。
それならばタックスファイルナンバーを取らなければいいじゃないか、と思うかもしれませんが、タックスファイルナンバーが無いと、それはそれで最大の税率で税金を徴収されるので、要するにオーストラリアで働く人全ての人に申告の義務があります。
タックスリターンのやり方
日本語で、オンラインで、丁寧なサポートが受けられる
税務会計サービス「Ezy Tax Online」
Ezy Tax Onlineは、豪州でタックスリターンを代行する、日本人利用者数が最多の、大手オンライン税務会計サービスです。
合法のレストランや洗車場、ファームなんかで働いた人は、58ドルでタックスリターンの代行を行ってもらうことができます。
しかし、この場合のタックスリターンの場合は、ネット上にやり方がある程度載っているので、自分でやろうと思えばできないこともありません。
問題は、Uber Eats等で個人事業主(ABN)として働いた人たちです! これら個人事業主の人達向けのタックスリターンのやり方は、日本語でも、英語でも調べましたが、一切と言っていいほど、情報がありませんでした。
Uber Eatsなどの個人事業主(ABN)も、50ドルの追加料金で代行してもらえる
そこで、このEzy Tax Onlineに依頼すると、+50ドル(つまり小計108ドル)で、Uber Eatsなどのタックスリターンも引き受けてくれました!
ただし、ABNも別に取得する必要があります。ABNはオンラインで自分で取得することもできますが、これまた、情報が実にありません(日本語でも英語でも)! その為、私はこのABNの取得もEzyに依頼することとしました。その追加料金は、60ドルでした。
(ABNを取得してもらって内容を確認すると、その情報から、どのようなタイプのABNを取得したら良いのかも判別できた(と思う)ので、皆さんはこの追加料金60ドルを払わなく済むよう、後ほど以下で追加記述しようと思います。)
また、Uber Eats等のタックスリターンには、面倒なデータの収集などが必要なのかと思っていましたが……なんと、UberのサイトからPDFファイルを一つダウンロードして提出すれば、それだけで問題ありませんでした!
このPDFファイルは、どうもUber Eatsのマイページを英語表示にしないと、ダウンロード欄が表示されないようです! 確認してみてください!
低所得者控除(470ドル)が払われた!
それではなぜ、560ドルもの返金が受けられたのか、その内訳をご紹介します。
私はローカルジョブ(合法)として、レストラン・洗車場・ファーム等で働いていました。それらの仕事の所得税として、約2,210ドルが、私の支払うべき合計税額でした。
一方、私は給料から約2,300ドルが引かれていました。
つまり、それだけだと、余分に引かれた90ドル(2,300-2,210)が、私が受けられる返金額ということになります。
しかし、ここにワーホリの中でも殆ど知られていない、重要な項目がありました。それが、「低所得者控除」です‼
この低所得者控除が認められると、なんと445ドル(租税控除で実質470ドル)もの支援が政府から受け取れるのですが、その条件が、「オーストラリ居住者として認められること、かつ課税所得総額が$37,000-$66,667以下であること」でした。居住者として認められるには、一般に「6カ月以上同じ場所に滞在し、同じ仕事をすること」等とあるようです。
私は、同じ場所に5カ月ほどしか滞在しておらず、仕事も転々としていた為、一般には居住者として認められないはずでした。
しかし、Ezyさんが私を居住者として上手く申請して下さり、またオーストラリア政府もそういった基準にはガバガバな所があったからでしょうか?(笑) 無事、居住者として処理され、低所得者控除(low income offset)470ドルを受け取ることができました! つまり、合計560ドルの返金です!
自分で申請するよりも、信頼のある税理士に正しく申請してもらった方が、このような控除は降りる可能性は高いと思われます(政府の担当もチェックが甘くなるため)。私は、タックスリターンは多少のお金を払ってでも、税理士さんにお願いすることをお勧めします!
タックスリターンについて、補足
今回の申告費用は、来年に経費として計上できる
今回のように税理士にタックスリターンを依頼すると手数料が発生しますが、それは翌年に経費として計上することができます。
銀行の口座を閉じた後でも、Statementは入手できる
タックスリターンには、その年に銀行での利息(interest)をどれくらい稼いだかを記入する必要があります。もしタックスリターン時に既に銀行口座を閉じてしまっていて資料(statement)の確認ができない場合、銀行の支店に出向いたり、電話をする事でも教えてもらうことができます。
実際に私は、ANZのonline accountの方のstatementはあらかじめダウンロードしておいたのですが、利息が発生する肝心のsavings accountの方はstatementのダウンロードをするのを忘れていました……。
その為、日本からANZに国際電話をかけ、後日までに、その分のstatementをメールで送ってもらいました。その際でも、せっかく閉じたANZのアカウントが再度開かれてしまうという事はありませんでしたので、ご安心を。通話の時間は7分ほどで、国際電話料金もそんなにかかりませんでした。